③木曽義仲相関図
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③木曽義仲相関図

 木曽義仲相関図は31枚のキャンバス80名を超える人物が描かれ、義仲にまつわる様々な事柄をイメージした風景とともに描かれています。
 「義仲館」は義仲を主人公にした施設です。他では見られない、義仲にまつわる複雑な人間たちの思惑を伝えられたら…と、アートの力を借りて目で見て感じられるように作成しました。


 相関図を見てみると、どんな人たちが描かれているでしょうか。
 衣装に注目してじっくり見てみましょう。

 「義仲のことは小説やドラマで知っている!」というあなたは
 どこにだれが書かれているか、探してみてくださいね。


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 小説や漫画のキャラクターでの義仲は、人間関係を削り落とされシンプルになってしまっています。平家物語でも広く手に取りやすい「覚一本」ではとてもすっきりまとめられてしまっています。

 義仲の人生は決して単純なものではありません。

 義仲は都の軍事貴族・源氏の血を引く子供として生まれました。本来であれば都に生まれ、都で育ち、貴族の娘と結婚して一生を終えたことでしょう。ところが源氏の中では兄弟ですら殺し合う、恐ろしい跡継ぎ争いが続いていたのです。その争いのために義仲は埼玉県で生まれ、長野県で育ち、戦をしながら北陸を駆け抜けて、に向かう、複雑な人生となってしまいました。

 しかも「源氏の子」は特別な存在義仲を利用して自分の地位を高めたい様々な人々が周囲に集まります。また義仲自身も、自分がよりよく生きるため、源氏の血を利用したといえます。
 義仲をめぐる人間関係は、地域が広く、登場人物とその思惑は深いのです。





 



長野県木曽町日義地区にある「木曽義仲」の顕彰施設です。リニューアルオープンは2021年7月4日! 義仲館の展示作品の背景にある「歴史」「伝承」「文学」をやさしい文章で紹介します。 収録伝承600以上。地図と共に掲載しています。