市原の戦い
〇治承4(1180)年9月
〇長野県長野市若里(市村郷)
笠原頼直(信濃平氏)
対
栗田・村山(善光寺武士団)+義仲
〇戦のあらまし
善光寺平をめぐる合戦。栗田・村山の救援 に義仲が駆けつけ勝利した。
〇戦の詳しい展開(吾妻鏡による)
①笠原頼直が中野市から長野市へ攻め入る。
②善光寺とかかわりが深い栗田・村山が立ち向かった。合戦の途中で日が暮れ、村山氏の矢も尽きてしまった。
③村山氏は義仲の陣へ飛脚を送り、義仲が大軍勢を率いて駆けつけ勝利した。
④笠原は越後平氏城氏の元へ身を寄せた。
〇伝承地
麻績村に残る伝承
〇参戦武士
■参考文献
吾妻鏡…治承四年九月七日
★「吾妻鏡」だけに書き残されている。「平家物語」では義仲が過去を振り返るセリフで「麻績会田の戦い」があり、市原の合戦のことではないか?と想定されている。長野県麻績村には義仲の合戦にまつわる伝承が多く残っている。