今井城(新潟県糸魚川市)
今井四郎兼平の城。姫川左岸、標高241メートルの城山山頂にある。姫川を渡河する北陸道と信濃国へ通じる今井通を一望できる。山頂平地は東西15メートル・南北33メートル。北・東・南に曲輪がめぐる。城跡のふもとに八幡社があり、拝殿東隣の御山南端に奥社、その背後の北にもとの奥社跡と伝える地がある。もとの奥社跡を北から東にかけて帯曲輪がめぐらされている。今井城の見張所、あるいは砦とみられている。里伝によると、寿永元年(1182)越後国府に入った木曾義仲が今井に築城を命じたという。
新潟県糸魚川市大字中谷内 西山