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白山神社(岐阜県郡上市)

義仲が戦死した後、今井兼平の老臣・清水嘉藤治が逃れ来て庵を結んで主家の冥福を祈りつつ狩猟を業としていたという。ある日猟に出て深山に入ると熊の群れに遭遇し襲われそうになった。そのとき兜神として肌身離さずもっていた守護神を一心に祈念すると、その威力で不思議にも熊は退散して危害を免れたという。清水嘉藤治は山を下りてこの奇異な霊験を村民に語り、祠を庵室の傍らに建立したという。その後も屡々種々の奇瑞があり村民一同深く崇敬したという。

岐阜県郡上市八幡町有穂字中洞587番地