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妻沼聖天山

斎藤実盛ゆかりの寺院。先祖にあたる藤原利仁将軍が歓喜天を信仰したことから斎藤実盛が1179年に聖天宮を奉った。後に子孫らによって別当寺も造営され、現在まで当時の錫杖(国指定重要文化財)が残されている。江戸時代には地元の人々の熱意によって44年に渡る歳月をかけて日光東照宮を思わせる素晴らしい彫刻を施した門や本殿が造営された。平成の世になって修復が行われ豪華絢爛な彩色が再現され、国宝に指定された。妻沼一帯は「長井庄」と呼ばれ斎藤実盛が荘官を務める平家の荘園。平家滅亡後は没官地となり、和田義盛の所領となった。

埼玉県熊谷市妻沼
(JR熊谷駅11・1㎞車19分)

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