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朝日寺

巴が建立した寺。朝日神社と共に存在し、巴の鉄鉢を所蔵するという。この地も「友松」と言われていた地域。
「巴御前は信濃に帰り、一寺を建立して義仲の冥福を祈つた。義仲全盛時代の朝日将軍の昔を偲んで朝日寺と名づけたという。巴御前はその後追求をのがれて越後来迎寺巴ヶ岡に住んだ」と伝えられる。
地名の朝日は朝日将軍に由来するという。
しかし、朝日寺の檀家では「山吹御前が義仲の子を妊娠したまま郷の先祖・仲重守られて落ち延び、清水冠者義基を生んだ。その守り本尊である三尊の弥陀をまつるのが朝日寺の由来で、義基はその後信濃西笠原にこもって土民となり、跡を隠した」といわれている。
巴にまつわる類似の伝承を持つ寺が付近に多く存在し、西方十楽寺、専徳寺、富岡・柏崎の朝日寺跡伝承などがある。

新潟県長岡市朝日531番地

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