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伝承の館(岐阜編)

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2021年3月の記事一覧

義仲の腰掛岩

義仲の腰掛岩

義仲が腰かけたという岩がある。義仲には飛騨に攻め入ったという伝承が残っている。

岐阜県高山市日和田

義仲駒つなぎの桜

義仲駒つなぎの桜

木曽義仲がこの桜の木に駒をつないだと伝えられています。

岐阜県中津川市神坂

糸姫の桜

糸姫の桜

義仲の娘・糸姫の手植えの桜があったという。糸姫は病気にかかり神仏に祈ったところ無事に治り、富山まで御礼詣に出かけた。その際持ち帰った桜だという。この神社は義仲が平治年間に守本尊の歓喜天をまつり祈願所を建てたことからはじまり、義仲寺から宝聚院と改称したのち、明治の神仏分離令で「木曽神社」となった。木曾大明神として義仲が祀られている。

岐阜県大垣市上石津町牧田1070

高根村

義仲が馬を得るために木曽福島から日和田を通って高根村に至ったという。

岐阜県高根町

宮菊の五輪塔

宮菊の五輪塔

義仲の妹・宮菊は義仲の死後、源頼朝に美濃国遠山庄を与えられた。もともと美濃国に住んでいたという。

岐阜県中津川市馬籠

久々野攻め

義仲軍勢には岐阜県に攻め入った伝承がある。「木曽勢は(中略)位山嶺を立こえてわざと夜に入、宮と久々野の砦をば夜討ち一戦に責落し(ママ)、その翌日山下より山越に石浦と千島とに出で、宮川を渡り片野村の山上なる石光山の砦をも責落しけるとなり」と伝えられている。

岐阜県高山市久々野

小木棒の手

小木棒の手

今井四郎兼平の一族が逃れ来たのが村の始まりという。的場・馬乗などの地名が残る。字天ヶ峰にある諏訪神社には毎年10月15日前後に行われる祭礼があり、県指定重要無形民俗文化財の小木棒の手が奉納される。今井一族が農民に教えた武芸が芸能化したと伝え、真剣も使用される。

岐阜県多治見市諏訪町

津神社

津神社

義仲が戦勝祈願した神社が加賀国にあったが、ここに移転したという。

岐阜県岐阜市曽我屋5丁目