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伝承の館(上田編)

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飯沼氏

飯沼氏

飯沼

信濃源氏(依田一族)
義仲に依田城を譲った依田次郎の次子行俊が飯沼氏を名乗ったと伝えられる。
飯沼地域は遺跡からみても依田荘の中心地域の一つとして考えられる。御岳堂地域と、飯沼地域だけに窯跡が三つ発見され、その他にも二、三窯跡と思われるものがみられる。

御嶽堂地域の依田川の河成段丘の東端は中城と呼ばれていて、飯沼氏の館跡とみられている。依田川を隔てて長瀬館と向い合っている。

館跡は西北

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塩田

塩田

塩田八郎高光

上田市塩田(小県郡塩田荘)

塩田八郎高光が横田河原合戦に参加。
義仲滅亡後、鎌倉御家人となり、北条氏と関係を深め、塩田荘は現在「信州の鎌倉」と言われるほどの寺社を有する地域となっている。

■関連伝承地

〇塩田館跡

唐糸観音

唐糸観音

手塚光盛の娘・唐糸をまつる観音堂。

長野県上田市手塚

光盛寺跡

光盛寺跡

手塚光盛の菩提寺があったという。光盛の生地だという説もある。付近には光盛の関連伝承や、娘と言われる唐糸の観音もある。

長野県上田市手塚

流鏑馬推定路

流鏑馬推定路

手塚居住地に付随する流鏑馬行事の関連地とみられる。

長野県上田市手塚

馬返し

手塚居住地に付随する流鏑馬行事の関連地とみられる。

長野県上田市手塚

馬場跡

手塚居住地に付随する流鏑馬行事の関連地とみられる。

長野県上田市手塚

駒形橋

駒形橋

手塚光盛が出陣の際の駒の蹄の跡が残ったと言われる橋。

長野県上田市手塚

願行寺

願行寺

海野氏ゆかりの弥勒菩薩像がある。摂関家にまつわる平安末期の作。

長野県上田市中央2丁目16-14

安良居神社

安良居神社

義仲の子・清水義高が鎌倉におくられる際おさめた流鏑馬の的と矢があったが現存していない。義仲が戦勝を祈願した矢は今も残る。

長野県上田市上丸子1923

丸子城

丸子城

円子氏の居館跡がある。城域に清水義高ゆかりの安良居神社がある。
丸子城跡は戦国期に上田合戦で使われたことで有名な山城でもある。

長野県上田市上丸子1923
(しなの鉄道大屋駅6・3㎞80分)

依田城跡(内山城跡)

依田城跡(内山城跡)

義仲の居城。近くに義仲館跡、依田氏館跡がある。尾根伝いに依田神社、御岳神社が残る。
山頂には山城がある。諏訪から大門峠を越えて小県郡へ入り、北上して塩田平(しおだだいら)に達する古道沿いの御嶽堂にある。塩田平より砂原峠を越えて海野・佐久方面にも通ずる道沿いにもあたる交通の要衝。山の尾に武士の屋敷跡があり、宗竜寺境内は依田氏居館跡と推定される。本郭の西北に依田氏居館跡と伝える所が3ヵ所ある。高築地跡

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御岳神社

御岳神社

義仲の城跡、依田城の一帯にある。

長野県上田市御嶽堂
(上田電鉄下郷駅6・4㎞85分)

正海清水

正海清水

義仲の子・清水義高の「清水」はこの地にちなむという。

長野県上田市御嶽堂
(上田電鉄下郷駅6・4㎞81分)