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伝承の館(小松・能美編)

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#木曽義仲

井家

井家

井家次郎師方
石川県河北郡津幡町字中橋 井家庄
北陸(加賀)武士

井家庄は長講堂領で、津幡氏本拠地。源平盛衰記に「倶梨伽羅山へ向かう平家の軍勢は、加賀国井家・津播多から森本まで連いた」とあり、この地域が平家の進軍路にあたっていたことがわかる。
井家師方最期の地は「根上松古戦場」として整備されている。

■根上がり松の奮戦~井家次郎師方の最期

 燧合戦から転戦した北陸武士たちがせめてもの抵抗を企

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佐見

佐見

佐見
本拠地不詳
北陸(越中?加賀?)武士

富山県朝日町

石川県小松市佐美町

高野本の燧合戦、源平盛衰記の平家を追い落とす安宅の戦いで林・富樫に続いて書かれている。越中国三位荘を本拠とする武士で富樫一門という説があるが、加賀に佐見という地名があり、どちらか確証を得ない。

多太神社

多太神社

斉藤実盛とゆかりが深く実盛着用の鎧兜、義仲奉納の鏃などがある神社。
義仲が「てふや庄」を寄進し、斎藤実盛着用の鎧兜を奉納したという。「延喜式」神名帳に能美郡八座の一つとして書き残された由緒ある神社。実盛着用の兜一頭・袖・臑当は国指定重要文化財となっている。1689(元禄2)年松尾芭蕉がこの兜を見て、「むざんやな甲の下のきりぎりす」と詠んだと「おくのほそ道」に記されている。斎藤実盛は能「実盛」で現在

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板津

板津

板津
石川県小松市御館町・能美市根上
北陸(加賀)武士 斎藤氏

郡家庄は石川県能美市根上町にあり加賀武士・板津氏が管理する荘園。現在の小松市と能美市根上地区を中心に広がっていた。

板津氏は林氏の一族で斎藤氏。板津介成景は倉光次郎成澄の兄にあたる。国衙在庁官人の介の地位を利用して、国衙周辺から広範囲にわたって荘園開発を行っていたという。義仲軍勢には弟たちを参加させ、自らは動かなかった。