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伝承の館(愛知・三重・山梨)

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龍照院

龍照院

義仲が1182(寿永元)年に本堂と一山十八坊の堂塔伽藍を造立したという。寺領は76ヘクタールに及んだという。

巴が作らせたという義仲の位牌と大日如来像がある。

愛知県海部郡蟹江町大字須成字門屋敷上1364

山吹の伝承と石碑

黄柳地区を歩いていた旅姿の女性が射られて亡くなった。何も知らずに村人が弔ったところ「義仲の奥方」「名は山吹姫」などうわさがどこからか伝わってきた。その後信州諏訪の手塚氏が山吹姫の死を聞きつけ、墓を守るために移住してきたという。

愛知県新城市黄柳野

志田義広の墓

三重県伊賀市大山田村千戸

天神神社

天神神社

義仲の家臣が住着き、義仲の霊と菅原道真とを祀ったという言伝えが残る。朝日天神社。

山梨県山梨市三ケ所

金蔵寺

樋口兼光の位牌があるという。

三重県度会郡大紀町錦

覚明の山城

覚明の山城

大夫坊覚明の山居跡と伝える地がある。「北牟婁郡地誌」に「昔源義仲ノ臣大夫坊覚明、草廬ヲ此地ニ結ヒ山居セシ事アリ、故ニ此称アリ、今既ニ其跡ヲ失フ。因ニ記ス、覚明此地ニ隠遁セル事三年、法華経ヲ写ス、僧賢誓草廬ヲ城跡ニ移シ之ヲ長楽寺ト名ツク」と記されている。しかしこの草庵は宝永4年(1707)の地震津波で流失したという。

三重県北牟婁郡紀北町長島

松木島八幡社

義仲の家臣の末裔が建てた八幡宮。1555年ごろ来住して開拓し、館の西北隅に松を植え、小祠を建て、源氏の守護神八幡大神を奉祀したのが始まりと伝えられる。

愛知県西尾市一色町松木島宮東

日月神社

日月神社

義仲の残党が1184年に城を築き、神社をまつったという。

愛知県豊田市小松野町宮下

直會社(なおらいしゃ)

かつら姫は腫瘍を患っていた。「おできで苦しむ人を助けてください」と言い残して亡くなり、榎を墓標に手厚く葬られた。社の神前の小石で体をさすられると、病が癒されるという。

愛知県名古屋市瑞穂区直来町4丁目23