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義仲ものがたり

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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の進度に合わせて公開していく、義仲館オリジナル義仲ストーリー。600か所以上に及ぶ伝承地をふまえた独自の展開をお楽しみください。 〇合戦を中心に語る…
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#源平合戦

行家ものがたり⁉③1183年2月

木曽義仲と源頼朝の叔父にして、伝説の男・源行家。
その伝説とは…巡り合う者を次々と不幸に陥れることだった。
しかし本人はいたって日々ポジティブに生きていた。

(ほほう。義仲は横田河原[後の川中島]で平氏に勝ったんだじゃな!
さすがワシの甥だけの事は有るのう!
いやなかなか見所のある武将になったもんじゃ!
ワシの為にこんなに強く成長してくれるとはのう!
これでワシの麾下には頼朝と義仲の二人の甥が従

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義仲ものがたり #11

注・「義仲戦記2横田河原合戦」は「義仲ものがたり11」の後のエピソードになりますが、義仲戦記シリーズは、独立して読めるように作成しています。

~ 信濃源氏・長瀬義員が見た義仲 ~

「どなたか…!
どなたかわかりませんが、お助けいただきありがとうござ…ああっ!?」

義仲様を見て号泣している妙齢のご婦人を見て、俺も巴殿も、みんなわけがわからずあっけに取られていた。
そこに俺たちと同じぐらいの年の

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義仲ものがたり #8

~信濃源氏・長瀬義員が見た義仲~

■前回までのあらすじ
長瀬義員は源氏の血を引く信濃源氏。とはいえ義仲とははるかに遠い親戚だ。元服前に鉢盛山で馬を駆けていて偶然出会った長瀬を義仲は信頼し、気に入っている。義仲が小県郡依田に城を構えるにあたり、長瀬は現場責任者として依田に入り、時は流れた。
1180年以仁王の令旨をきっかけに、戦乱の世が幕を開けた。長く平穏が続いていた信濃国でも笠原平五頼直が善光寺

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義仲戦記1「市原合戦」1180年9月

義仲戦記1「市原合戦」1180年9月

彼は自分に課していた。

決して自分からは攻めない事を。
そしてそれが楽な道では無い事も知っていた。

後手に回る事の不利を。

しかし知力を働かせ、準備を怠らなければ、主導権を取れる事も知っていた。だから彼の戦いは常に受け身であった。可能な限り戦さを避けたかったのである。
彼はそれが、正しい、と思ってやっていた訳ではない。彼はそうする事を選んだ。

だが、選んだ、と言うよりも彼はそうしたかったの

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