義仲館

長野県木曽町日義地区にある「木曽義仲」の顕彰施設です。リニューアルオープンは2021年7月4日! 義仲館の展示作品の背景にある「歴史」「伝承」「文学」をやさしい文章で紹介します。 収録伝承600以上。地図と共に掲載しています。

義仲ものがたり

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の進度に合わせて公開していく、義仲館オリジナル義仲ストーリー。600か所以上に及ぶ伝承地をふまえた展開をお楽しみください。

  • 3本

義仲ものがたり 第3話

大祝 金刺盛澄神域って不思議だよなーって思う。 歴史の古い神社に来ると特に強く感じる。 背筋が伸びるような清々しい空気が漂っているのだ。 とはいえ、今日は、清々しいを突破した、ピリピリした痛いぐらいの空気になってるけども。 俺、長瀬義員は信濃国一ノ宮諏訪社にやってきた。 小県郡から和田峠を超え、眼下に青く輝く諏訪湖が見えてきたときは無性にウキウキした気分になったが、先を行く義仲様の淀んだ気配に旅の目的を思い出して心がヒュッと縮んだ。 手塚殿、今井殿もこころなしか足取りが重

義仲ものがたり 第二話

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の進度に合わせて、木曽義仲軍勢の「その時」を伝承をもとにストーリー仕立てでお届けする企画です。 俺は長瀬義員俺は長瀬義員。 義仲様の遠い親戚で、ご近所さんだ。 結構信頼されてるのかなとは思ってるけど、だからと言って修羅場にご同行はごめん被りたい…けど断れずに、すごすご義仲様のお世継ぎの顔を見に、巴殿と三人で月夜の下を歩いているところだ。 ■前回までのあらすじ 木曽義仲は阿礼神社の奥宮にほど近い滝で滝行していた。その場所を紹介したのは長瀬義員。

スキ
1

義仲ものがたり 第一話

瀧にうたれる男滝にうたれている男がいる。 歳のころは20歳に満たないぐらいだろうか。 がっしりとした肩に流れは絶え間なくそそぎ、無数の水飛沫が太陽の光を反射してまぶしい。 男の表情は清流の壁に阻まれて見えないが、 たくましい背中からは、迷いのない信念が伝わってくる。 その背中を木陰からひっそりと覗いていたのは長瀬義員だ。 信濃国筑摩郡の南のはずれに所領を持つ信濃源氏・長瀬氏の嫡男である。 例えば乳兄弟ならばともに滝にうたれただろうか。 例えば妻ならば滝行を止めただろうか。

スキ
4

その時 木曽殿の動きは

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の展開に合わせて、「その時 木曽殿はどうしていたのか?」を解説しています。

  • 3本

その時 木曽殿の動きは #3

解説 C O M E N T A R Y ―――――――――――――――――――――――――――――― 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせ義仲陣営を「説明」 ―――――――――――――――――――――――――――――― 【監修】義仲館P 西川かおり 以仁王の挙兵と木曽義仲  都で後白河法皇と平清盛が対立し、清盛が勝利した結果、平家が全国の多くの国(現在でいうところの県)を支配するようになりました。しかし信濃国(長野県)は院の近臣だった国司がそのまま任用され、平家に対す

スキ
3

その時 木曽殿の動きは #2

解説 C O M E N T A R Y ―――――――――――――――――――――――――――――― 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせ義仲陣営を「説明」 ―――――――――――――――――――――――――――――― 【監修】義仲館P 西川かおり 孤児・木曽義仲の支援者  父を討たれた孤児・義仲には少なからず支援者がいました。その一人が諏訪社(現在の諏訪大社下社)大祝・金刺盛澄です。  諏訪大社というと、大きな丸太に男たちがまたがり、山から落とす「木落し」の場面を

スキ
3

その時 木曽殿の動きは #1

解説 C O M E N T A R Y ―――――――――――――――――――――――――――――― 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせ義仲陣営を「説明」 ―――――――――――――――――――――――――――――― 【監修】義仲館P 西川かおり 物語の始まりの地・木曽  義仲が暮らす木曽谷は、現在は長野県の南西部にあたりますが、当時は美濃国恵那郡(岐阜県)に含まれていました。しかし山道を抜ければ信濃国なので、当時の人々も木曽谷は信濃国とうっかり思っていたようです。

スキ
11

伝承の館(群馬編)

  • 23本

米無山

義仲の残党は渋峠を越えて上州に逃れてきたが、頼朝の軍勢が巻狩をしていて山中に隠れた。その後二手に分かれ、樋口の子孫がおとりとなり米無山で頼朝の軍勢と戦ったという。 群馬県吾妻郡嬬恋村大字干俣 米無山

石津

樋口の一族は米無山で頼朝軍勢と戦った。生き残った人々は本白根の強羅伝いに石津へ落ち延びた。この一族は小宿村常林寺の竜頭の松の丘に道場を構え、諸国から来る修行者に武術を教え、さらに後に馬庭に道場を移したという。 群馬県吾妻郡嬬恋村大字今井

弦ヶ池

樋口の子孫が弓の弦を切って沈めたという池。 群馬県吾妻郡嬬恋村

矢筈神社

樋口の一族が矢筈の丘に集まり、武具を埋めて池に弓矢の弦を切り沈めて本白根の強羅沿いに石津に落ち延びたという。頼朝の巻狩が終わった後、樋口一族は矢筈に集まり、命を落とした仲間を供養して神社を建てたという。 群馬県吾妻郡嬬恋村

義仲館noteについて

義仲館noteのあらまし、使い方などが集まっているマガジンです。

  • 8本

はじめに

はじめまして!義仲館オンラインライブラリーnoteです。 義仲館は長野県の木曽町にある「木曽義仲・巴御前」の一風変わった顕彰施設です。 顕彰施設とは…?いったい何が展示されているのか…?は施設に足を運んでいただいてのお楽しみとさせていただいて、このnoteでは、義仲館の展示物のもととなった「伝承」を中心としたさまざまな情報を掲載しています。 「伝承」はカードのような小さいnoteになっており、およそ800あります。それらをテーマにそったマガジンごとにまとめています。

スキ
15

義仲館 展示作品から見る義仲の歴史

義仲館に展示しているアート作品の背景となった義仲の歴史は、次のnoteで紹介しています。 ① 天の声② 義仲伝絵巻③ 木曽義仲相関図④ 義仲映像資料館⑤ 巴御前伝説⑥ 義仲軍を支えた木曽馬⑦ 義仲巴伝承地案内板

スキ
1

義仲伝承地ガイド

 義仲館noteには600を超えるたくさんの伝承が収められています。地域別に作成したマガジンには、義仲館の展示物では紹介されていないものも含めたすべての情報が格納されています。  地域別マガジンを順にみていただけると、すべての伝承情報をくまなく見ることができます。気になる地名・県名をクリックすると該当するマガジンに飛ぶことができます。 ★noteの検索機能は限定的なため、伝承名・寺社名・人物がはっきりわかっているが、どのマガジンに入っているか見つけにくい場合は、Googl

スキ
1

長野県の義仲伝承マガジンまとめ

伝承の館(木曽編)

木曽町・木祖村・南木曽町に残る木曽義仲の伝承を紹介します。

  • 21本

大桑八幡神社

弓矢神社ともいう。この八幡神社がある山を「兼平山」と言い、今井兼平が住んだとも伝えられている。

沓掛観音

義仲が木曾の桟で「75間飛べ」と馬に命じた。しかし74間しか飛べずに木曽川に転落してしまった。その馬が祀られている。 長野県木曽郡上松町

スキ
3

お清の地蔵と伝説

おきよという女性が、義仲のために沢に水くみに降りようとしたが、足を滑らせ谷に落ちて死んでしまったという。その供養のために建てたのが「お清地蔵」お清が足を滑らせたところを「お清くずれ」という。 長野県木曽町開田高原

義仲の馬の墓

髭沢川に沿って3つの集落がある。上流の大きな集落は名馬の産地であった。その東側に末川本谷に通じる村道があり、少し上った小高い丘の上に何体かの馬頭観音が祀られるお堂がある。その傍らに一メートル余りの自然石があり、義仲の馬の墓と伝えられている。義仲が京都に攻め上る前馬の調査に来た時、不運にも相馬が死んでしまったので村人に手伝わせて埋葬した時の碑だという。 長野県木曽町開田高原

スキ
2